ハーネスを使用した作業の特別教育

この企業は関東地方にある各労働局の登録教習機関として、各種の専門的な講習を開催しています。

資格取得のためのセミナーや安全衛生教育を目的にした講習も開催していますが、特別教育を目的にして開催されている講習もあります。

墜落制止用器具使用従事者特別教育というセミナーも開催していますが、これはフルハーネス型の安全帯を使用して作業に従事する労働者を対象にしたものです。

高さが2メートル以上の場所で、作業箇所に作業床を設置できる場所がない場合、保護具を使用して作業することが多いですが、この企業ではこうした作業を安全に進められるようにするための特別教育をおこなっています。

こうした教育に関する規定は労働安全衛生法にも規定されていて、平成31年から追加されました。

この企業では上記の内容の講習を、関東地方の各地で定期的に開催しています。

参加希望者の経験によって参加できる講習が異なっていて、6月以上保護具を使用した作業に従事した経験がある人が参加できるのはBコースです。

作業に関する知識や墜落制止用器具の学科講習を受講しなくても良いのが、このコースの特徴です。

全体で1.5時間の受講時間となっていて、短時間で講習を終了できます。

6月以上作業に従事したことがない人が受講する必要があるのがDコースです。

作業に関する知識の他に、墜落制止用器具の使用方法を学ぶ学科なども受講する必要があります。

Dコースは全体で6時間の受講時間です。